吸入器の正しい吸入方法

ぜん息やCOPDといった気道の病気に対して大きな効果を発揮する吸入薬ですが、さまざまな種類が出ており、個人に合った適切な治療薬の選択が可能になっています。その反面、それぞれの吸入器ごとに吸入動作や手順が少しずつ異なるため、操作に戸惑う人も少なくありませんが、きちんとした効果を得るためには、使用する吸入器に応じた正しい手技を身につける必要があります。

薬を気管支に届ける方法は、おもにpMDI(加圧噴霧式定量吸入器、ガスの圧力で薬剤を噴射する)、DPI(ドライパウダー定量噴霧器、自分で粉末型の薬剤を吸入する)、SMI(ソフトミスト定量吸入器、吸入液をゆっくり噴霧する)に分かれています。また、吸入を補助するための器具もあります。

吸入液タイプ(ネブライザー)

1.一回分の薬液を取り出して良く振って混ぜる。
2.薬液をネブライザーのボトルに入れ、スイッチを入れる。
3.マウスピースをくわえ、ゆっくりと口呼吸を行う。
口でマウスピースをくわえられない場合はマスクタイプを使用する。顔にマスクを密着させ、自然な呼吸をする。

ドライパウダータイプ(DPI)

1.垂直に持ち、キャップを外し、回転グリップを規定数回す。
2.呼吸を整え、十分に息を吐いてから、隙間がないようにくわえる。
3.顔を上げて勢いよく吸い、舌を下げて喉の奥を広げるようにするとお薬が気管支まで届きやすい。
4.口から容器を外し、口を閉じて3~5秒置く。
5.鼻からゆっくりと息を吐く。

エアゾールタイプ(pMDI)

1.容器を良く振って、キャップを外し、喉が開きやすいようにあごを少し上げる。
2.容器は垂直に持ち、呼吸を整えてから、容器にかからないように気を付けながら息を十分に吐く。
3.口にくわえて、ボンベを一回押しながら3秒間深く吸う。舌をさげて喉の奥を広げるようにするとお薬が気管支まで届きやすい。
4.吸入器を外して、口を閉じ、3~5秒置く。鼻から息を吐く。
5.うがいを口の中3回、喉の奥3回行う。

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